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未来は自分たちが描くもの。
理念開発による、次世代リーダーの意識改革。

1958年に、㈱日立製作所、住友ベークライト㈱、高速電気鋳造㈱(現:徳岡工業㈱)を株主として設立。プリント配線板や車載用電池に使用される「電解銅箔」のパイオニア。業界トップシェアを誇る大手グローバル企業と取引するなど、技術力の高さに定評がある。

#1.プロジェクトの課題

2016年7月に株主構成が変わり、新体制になったタイミングを、成長と発展のチャンスととらえ、新たな取り組みの一つとして理念開発に着手しました。事前にオーダーとしていただいたのは、社員が自ら未来を描く組織にしたい、ということでした。

#2.解決の方向性

社員の拠り所となる理念を社員自らが作ることで、より実感を持った身近な言葉になり企業全体に浸透していきます。そのために、今回のプロジェクトは社員主体で、経営層は重要な意思決定の場だけ参加する、という形式をとりました。

①理念開発
②理念リリース・浸透
③採用活動

<アウトプット>
・理念
・理念ポスター
・採用パンフレット

#3-A.仕事の誇りを再確認する理念開発。

30代〜40代を中心とした次世代リーダーをプロジェクトメンバーとして招集し、ミッション・ビジョン・バリュー・スピリットの言語化を行いました。また、ワーディングのプロセスに入る前に、自社のDNAを探るためのロングインタビューを実施。創業当時のエピソードをよく知るOBや、長期に渡り開発部隊を率いていた元開発部長に、プロジェクトメンバー自らが取材を行いました。インタビューを通してあぶり出されたのは、自社の技術力や開発力の高さ。過去を振り返るプロセスで、仕事への誇りを再確認できたことで、プロジェクトが一気に加速。プロジェクトチーム全員が主体的にワーディングに取り組み、決裁者への最終プレゼンも、メンバー主導で行いました。

▲プロジェクトメンバーの皆様。朗らかな雰囲気で議論を進めています。

▲決定したワーディング。創業当時のメンバーへの取材から銅箔の可能性に挑み続ける自分たちの姿勢を再確認し、「銅箔バカ」という言葉を大きな拠り所としてスピリットに掲げました。

#3-B.リーダー陣への理念研修。

全社へリリース後、部長向け、中間管理職向けの理念研修を実施し、自分の日々の仕事と理念を紐付けるワークを通して、個々人が理念の内容をかみくだけるようにしました。

#3-C.仕事の本質に共感してもらえるような採用パンフレットへ。

学生に対し、理念を軸に訴求をするため、採用パンフレットの制作もお手伝いしました。仕事の本質を伝えることで、早い段階から企業理解を深めてもらいました。また、学生からするとイメージしづらかった「銅箔」という製品を、作業工程のイラストや社員の写真を多く取り入れてわかりやすく伝えました。

#4.得られた成果

かつて、業績不振による雇用調整など、苦しい過去も経験していたプロジェクトメンバー。プロジェクト開始当初は、「自分たちで理念を作っても、鶴の一声で変わるのでは」「未来は経営者が決めるものだから、ここで議論する意味があるのか」などのご意見もありました。しかし、最終的にはメンバーの希望で理念の中に「未来」というキーワードを盛り込むことに決定。プロジェクトを通して、一人ひとりの意識が確実に変化していきました。また、自社のターゲットや、バリューを議論する中で、経営戦略への理解が深まり、次世代リーダーの経営視点を養うことにもつながりました。

採用面でも、理念に紐付いた仕事の本質や事業内容をしっかりと表現することで、効果的に学生に伝えることができ、採用の目標達成につなげることができました。

#5.日本電解様からパラドックスへ。

作成した『理念』は当社の拠り所となっており、今回のプロジェクトを通して、素晴らしい体験をすることができたと思っております。今後も局面局面でこの『理念』を振り返り見つめなおすことで、参加したプロジェクトメンバーも会社自体も、成長した姿を見せられることと確信しています。