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「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」
ラグビーワールドカップ2019™
大会ブランディングプロジェクト。

#プロジェクト参加の経緯

1987年にスタートしたラグビーの世界選手権大会「ラグビーワールドカップ (Rugby World Cup)」。サッカーワールドカップやオリンピック・パラリンピック同様、4年ごとに場所を変えて開催されている同大会が2019年、ついに日本で開かれることとなりました(開催期間は2019年9月20日 – 11月2日)。この決定を受け、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会(以下、組織委員会)が中心となる各プロジェクトが本格始動。

#パラドックスの関わり方

大会公式キャッチコピーのご依頼を皮切りに、大会ポスター、チラシ、新聞広告の企画・デザインと担当範囲が広がっていきました。そして大会ボランティアプログラムのコンセプト設計、さらには開催地の1つである岩手県釜石市のスタジアム(釜石鵜住居復興スタジアム)のオープニングイベントのクリエイティブ制作まで、多くのプロジェクトに関わらせていただきました。

#1.大会公式キャッチコピー

<課題>

日本初、そしてアジア初でもあるラグビーワールドカップ2019™。元々のラグビーファン・スポーツファンにとっては歴史的な「快挙」ながら、日本国内では野球やサッカーほどポピュラーでないラグビーという競技に、どうやって多くの方の関心を向けるのか。ご依頼された大会公式キャッチコピーはまさに大会の「顔」とも言える重要なコピーで、「高額なチケットをより多くの方に購入いただくための背中を押す言葉」ということが、最大のポイントでした。

<解決の方向性>

解決の方向性として弊社がご提案したのは、「一生に一度」という切り口。ラグビーワールドカップは4年毎に開催され、日本大会以降も続いていくものですが、「2019年に行われる初めての日本大会」という意味では、選手にとってもファンにとっても、そして日本人全員にとっても「一生に一度」の出来事です。そこで、「4年に一度じゃない。一生に一度だ。-ONCE IN A LIFETIME-」というコピーをご提案。組織委員会はじめ非常に多くの方に賛成をいただき、「大会公式キャッチコピー」として採用されました。

<アウトプット>

  • 大会公式キャッチコピー
  • ポスター
  • チラシ
  • 新聞広告(全国12開催都市向け)

大会公式キャッチコピー

大会公式ポスター

<得られた成果>

想像を上回る反響を得ることができチケット販売は大好評。SNSなどでも「#4年に一度じゃない一生に一度だ」というハッシュタグができたり、高額なチケット購入を迷う人たちがこのコピーに背中を後押しされたりしている様子が多くコメントされています。

#2.ボランティアプログラムのコンセプト設計

<課題>

1万人のボランティア参加を実現するためのコンセプト設計、およびプロジェクト名のネーミングを担当しました。大会キャッチコピー同様、より多くの方に興味をいだいてもらえる切り口であると同時に、この大会にボランティアとして参加する意義を感じさせる言葉を見つける必要がありました。

<解決の方向性>

上記の想いから、「TEAM NO-SIDE」(チームノーサイド)を提案。ノーサイドとは、ラグビー(特にラグビーユニオンにおいて)「試合終了」を表す言葉ですが、これには「試合が終われば両軍のサイドがなくなる=敵も味方もない、全員が仲間である」という精神が込められています。

<アウトプット>

  • コンセプト設計
  • プロジェクトのネーミング

#3.釜石市スタジアム立ち上げプロジェクト

<課題>

今大会の開催地として立候補していた15都市のうち、既にスタジアムを持っている自治体は13ヶ所。開催までに新設する2自治体のうちの1つが岩手県釜石市でした。2011年3月11日、東日本大震災で甚大な被害を受けた釜石市は、その後に策定された「復興まちづくり基本計画」の中で<スポーツ大会を通じての地域活性化>に触れ、その一環としてラグビーワールドカップの開催地募集に手を挙げました。ただ、「復興に必死な中、ワールドカップどころじゃないだろう」という声も多く、どうやってスタジアムを<希望のシンボル>と認めてもらうのか、どうやって地域の皆さんの想いに応えるのか、そんな大きな課題がありました。

<解決>

世界的に有名な講演家・コンサルタントであるサイモン・シネック氏は、<「何を」ではなく、「なぜ」を示したときに人は動く>と言います。そこで「どんなスタジアムなのか」より先に、「なぜ釡石に新しいスタジアムをつくるのか」を伝えることに注力したいと考えました。そのために、「それでも、希望を建てるんだ」というキャッチコピーを中心に、ロゴマーク、グッズ、ウェブサイト、ポスター、チラシ、新聞広告など、幅広く制作を担当。特に、地元に住む女子高生・洞口留伊さんの言葉を伝えた新聞広告は、非常に大きな反響がありました。

<アウトプット>

  • ロゴマーク
  • グッズ
  • ウェブサイト
  • ポスター
  • チラシ
  • 新聞広告

ロゴマーク

スタジアムオープニングポスター

新聞広告

<得られた成果>

2018年8月19日に開催されたオープニングイベントには、およそ7000人近い人が集まり、超満員の大成功。テレビ9番組で34回、新聞21紙で取り上げられるなど、予想以上の反響がありました。何より、地元の方にこのスタジアムを「希望のシンボル」として受け入れてもらえたことが、一番の成果でした。また、このプロジェクトで志を共にした釜石市との関係は続いており、現在でもスタジアム関連のお仕事をさせていただいています。「ラグビーを通じて行う復興」の実現に貢献させていただいて、パラドックスとしても大変光栄に感じています。

【クレジット】

 

<スローガン>
コピーライター:吉谷 吾郎

 

<ポスター>
CD & C :吉谷 吾郎
AD:岡田和朗

 

<KICK OFF!KAMAISHI 8.19>
CD & C :吉谷 吾郎
AD:窪田新
D:浦中宏樹/小山雪

 

<岩手日報 新聞広告>
CD & C :洞口瑠衣/吉谷 吾郎
AD:窪田新
D:浦中宏樹/小山雪
PH:川代大輔