岩手県・ジョブカフェいわて｜コンセプトブック
『いわて仕事物語　つづきは、いわてで。』

クライアント紹介・課題

岩手県が運営をしている施設「ジョブカフェいわて」は、若者が自分に合った仕事を見つけ就職するための様々なサポートを展開しています。しかし、若年層の就労は6割が県外へ。県内での就職が選択肢に入りにくいという状況でした。また、東北地方の他県との明確な差別化ができておらず、独自の魅力づけが求められていました。

コンセプト・アウトプット

岩手県は、宮沢賢治や石川啄木など、名だたる文豪たちを育んだ土地であり、日本むかし話の保有数は全国 No.1。また、遠野物語を代表とする民話や伝承も数多く存在している、日本有数の「物語」好きの県だということが、調査を重ねているうちにわかりました。人の一生もひとつの物語とするならば、いわてで育ち、進学や就職を経て、家族を持ち暮らしていく、一人ひとりの物語があるはず。いわてで生きること・働くことの魅力を、15名の「物語」に昇華し、1冊にまとめました。

効果

ブックの配布は県内の大学や就職イベントからスタート。首都圏をはじめとする全国の国公立大学や岩手県へのU・Iターン支援窓口などでも配布され、最終的には延べ650箇所以上で配布されました。単なる会社紹介ではなく「人生紹介」という新たな切り口で、学生や若者が岩手県での暮らし方・生き方を考え、改めて地元の魅力と向き合うきっかけとなっています。