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一人ひとりの感情に、正面から向き合いたい。

プロフィール


大崎智代子
(おおさきちよこ)

1973年7月生まれ。
慶応大学文学部卒業後、リクルートに入社。
1年で辞め、編集プロダクションへ転職。
フリーで美容ライターをしながら、2006年7月に恋文屋.comを設立。

心理カウンセリング技法をつかい愛を紡ぐ、真のラブレター。

 夜中にこっそり愛の言葉を綴ったメールを送信、翌朝読み返して後悔の嵐。そんな経験はないでしょうか?自分の感情がこんがらがって支離滅裂。「とにかくこの気持ちをわかって!」なんていう“好き”を連続するだけの押しつけエゴレターでは気持ちはなかなか届きません。
 今回紹介するのは、心理カウンセリング形式をとりながら、大切な人に届ける手紙を書くお手伝いをする恋文屋.com。さっぱりとした性格で笑顔がチャーミングな大崎さんにお話しを伺ってきました!

美を追求するうちに辿りついたのが“心を磨くこと”。

 学生時代から弾丸娘と言われるくらい活発だったという大崎さん。放送研究会のサークル活動をしたり、深夜に放送局でアルバイトをしたりと大忙しでした。卒業後は大手リクルートに入社し営業に配属。デート中でもクライアントになりそうな人がいたらメモをとってしまうくらいに仕事に熱心に働いていたとか。しかし次第にこのままでいいのだろうかと疑問を持つようになります。「自分のやりたいことがわかっているようでわかっていないことってあるんです。学生時代に“わかっている”と思っていたことは、社会が決めた枠組みそのものでした」と大崎さん。ものづくりに携わる仕事がしたい、と思い切って編集プロダクションに転職。ライター業を始め“彼との接近性に勝つ”なんていうあざとい記事を書いていたある日、ファッション雑誌の読者の子とのコスメ比べ大会をするという企画がありました。「コスメをすごく批判していた子を見て、この子は笑えば充分可愛いのにもったいないなぁって思いました」。美容ライターとして美を追求していくうちに辿りついたのが“心を磨くこと”でした。「ライターとしてのスキルを活かしながら、人の心と向き合いたい」そして思い立ったのが恋文屋でした。

対話をして引き出す本当の気持ち。

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 始めた当初は“ラブレターの代筆なんて誰も必要としない”という声も周囲からあがったそうです。「それでも私は大事なことをやっているんだっていう自負心がありました」真の愛を求める人たちひとりひとりに沿ったアドバイスをしたい。そのためにもっと心について知らなくては。大崎さんは心理療法を学ぶ学校へ通いました。とても珍しい分野だったせいか、番組制作会社から“ラブレター診断をやってほしい”と依頼電話があったことをきっかけにテレビに出演。メルマガ配信を始めてから徐々にニーズが増えてきました。

―どんな方がラブレターを頼みに来ますか?

 それはもういろいろですよ。以前、夫に悩みを抱えている方が来ました。最初は『息子のことをもっとケアしてほしいのに』なんて怒っていたのですが、きちんと話を聞いてみると『かまってほしいのは私自身なのかもしれない』という素直な気持ちにその奥様が気づいたんです。その気持ちを手紙にして旦那さんに渡したところ、仕事先まで迎えに来てくれるようになったそうで。それを聞いて私もとても嬉しかったですね。
 相手と対話することよって深層を引き出す。そんなスタンスだからこそ心に秘めた思いを掬いだすことができるのかもしれません。

愛をテーマに表現し続けたい。

 恋文という形態は日本人らしく、愛を伝えるための手段としてとてもぴったりな方法だという大崎さん。「これからは心理セラピーをもっと一般化したいです。恋文を通した愛の伝道師として、愛を表現し続けたいですね」

―今の学生に伝えたいことはありますか?

 自分の好きなことに正直でいられないのはもったいないなって思います。好きなことをいっぱい探してください。良いことも悪いことも体験してみないとわからないから、心の向くところをとことんやり倒す。私はブルースリーが好きなんですが、彼の有名な台詞に“Don’t think just feel ~考えるな、感じろ~”ってあるじゃないですか。その通りだと思うんです。考え込まないで感じたことを大事にしてください。
 大切な人に恋文を贈るには、まずは自分自身の気持ちと向き合うこと。日々“自己研鑽”を続ける大崎さんに、背中を押してもらった気がしました。

メッセージ

恋文屋.com
所在地 〒107-0052東京都港区赤坂4-8-7
赤坂スイートレジデンス502号
設立 2006年7月
恋文屋.com URL : http://www.koibumiya.com/

編集後記 取材 ・小林里純|Photo : 西村裕介

 美味しくて温かいハーブティーでもてなしてくれた大崎さん。さまざまな経験を積み重ね、過去を笑って話す姿がとても印象的でした。「どこへ行っても不安はついてまわるんだから、とにかく動いてみる」そんな果敢な姿勢が彼女を創り上げたのだなぁと思いました。いつか結婚したら夫に、出産したら子どもに、手紙を書けるような妻や母になりたいと妄想全開です(笑)

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