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プロフィール

長谷川 博章(はせがわ ひろあき)

1980年生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業。

コンサルティング会社に就職後、2009年に独立。リレーションズ株式会社を立ち上げる。

人生をかけて、持続可能な地球づくりに貢献する。

 私たちの住む地球を次の世代に残したい。そんな思いから始まったのがリレーションズ株式会社の自転車シェアリングサービスCOGOOでした。このサービスの特徴はなんといってもその手軽さ。Bluetooth機能を搭載することで、スマートフォンさえ持っていれば面倒な手続きをすることなく、いつでもどこでも自由に自転車の貸出・返却を可能にしたのです。現在はまだ横浜国立大学キャンパス内での試験的な段階ですが街中でみられるようになる日もそう遠くはないはず。“自転車”という身近な切り口から地球規模の課題に取りくむ、リレーションズ株式会社代表取締役長谷川さんの大きな志を伺ってきました。

社員数わずか8人。ゼロからのスタートだった。

 リレーションズ株式会社の起源は2009年、大阪。もともとはコンサルティング会社の事業部長として営業を担当していた長谷川さん。しかし、お客様から仕事を頂き、いざ支援していく、というタイミングで当時の社長から「会社の業績が厳しいので事業部ごと他の会社へ移ってくれないか」との提案が。「せっかく選んでいただいたお客様に、自分たちの都合で不義理を働くようなことは絶対にできない」。とお客様を支援しようと当時の事業部8人で独立し立ち上げたのがリレーションズ株式会社でした。ところが、いざ会社を立ち上げたものの、経営から方針に至るまで、何もかもが真っ白な状態からのスタート。仕事のない土日になると会社の仲間で集まっては会議を重ねて自分たちの目指すべきを話し合う、そんな日々が何週間も続きました。こうした長い議論の末、「人が地球と共に歩み豊さを分かち合える未来を創造する」という壮大なミッションを掲げ、ようやくリレーションズ株式会社が動き始めたのです。

愛される商品づくりこそ環境問題解決への近道。

 現在開発中の自転車シェアリングサービスCOGOO。日本ではなかなか馴染みのないサービスですがパリでは街中どこでも自由に自転車の貸出・返却ができるこのサービスが広く市民に親しまれています。日本でもこれまでこのような取り組みがなかったわけではありませんが、ヨーロッパと違い一大ブームになることはありませんでした。これについて長谷川さんは「環境問題はどうしても頭でっかちになりがち。あれやれ、これやれ、といくら上から押し付けられてもそこに魅力が感じられなければ広まらないし、広まらなければ結局何も変わらない。」と指摘します。

 そこでリレーションズがまず目指したのがお客さんが欲しいと思うようなサービスづくりでした。面倒な手続きをすることなく、いつものスマートフォンひとつで気軽に自転車が借りられる。Bluetoothを用いた世界初のこのサービスでまずは一人でも多くのお客様に使ってもらうことから始めようと考えたのです。こうして少しずつ車からCOGOOの自転車に乗り換える人が増えることでCO₂排出量が減り、結果的に地球温暖化の解消に貢献できる。まずは“便利さ”を求める社会の欲求を満たすことで、初めて多くの人を巻き込んで環境問題という大きな課題を解決することができると長谷川さんは考えます。

日本全国をCOGOOの輪でつなぎたい。

 社会の欲求を満たす。長谷川さんのこの考え方は見事に消費者の心をつかみ、すでに国内外で多くの反響を呼んでいます。たとえば限られた駐輪スペースしかない首都圏のマンションや電車通勤が多い都内の会社など、さまざまな施設から実用化に先駆けCOGOOを導入したい!という声が殺到しているのだとか。最初はマンション内、会社内で、というようにひとつの施設内にとどまっていても、その隣のマンションでも、そのまた隣の病院でも、その向かいの大学でも…と、COGOOを導入するところがどんどん増えていけば相互的なシステムを作ることができると長谷川さんは考えています。自分のマンションから借りて、最寄りの駅で返却。帰りはショッピングセンターに立ち寄ってそのまま自転車に乗って自宅まで。将来的にはこんな風にどこでも自転車の乗り降りができるネットワークを全国規模で作るのが今の長谷川さんの夢だといいます。

 「今は公共の交通手段と言えば電車が主流でせいぜいバス、タクシーですが、いつか自転車が公共の交通手段の仲間入りをする日が来てほしい。COGOOがそのきっかけづくりとなればいいですね」。と語ります。今後もCOGOOに限らずあらゆる分野で新規プロジェクトを開発中だというリレーションズ株式会社。その分野は違えどすべてのプロジェクトの先には“持続可能な地球を目指す”という一つの壮大な夢がありました。「自分の生きているうちには終わらない問題かも知れない。だからこそ人生をかけて取り組まなきゃならないんです」。

メッセージ

リレーションズ株式会社
所在地 東京都千代田区麹町3-5-2 BUREX麹町2F
事業内容 コスト改善コンサルティング事業省エネルギーコンサルティング事業バイシクルシェアリング事業
リレーションズ株式会社 : http://relationsgroup.co.jp/index.html

COGOO:http://cogoo.jp/

●TEDxTokyoでCOGOOのパフォーマンスを披露!(2012.6.30)
http://tedxtokyo.com/tedxtokyo-2012/speakers/turntable-rider/

●カンヌ国際クリエイティビティフェスティバル サイバー部門で
COGOOがショートリストに!(2012.6.19)
http://www.canneslions.com/work/2012/interactive/entry.cfm?entryid=11473&award=99&order=0&direction=1

●ワールドビジネスサテライトで紹介!(2012.6.15)
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/trend_tamago/post_22238/

編集後記 取材 ・高見悠里|Photo :飯島隆

 地球温暖化。今となっては小学生でも知っているこの言葉。しかし、実際に解決に向けて何かしている人って実はすごく少数なのではないでしょうか?私自身も「自分一人の力では変わらないし…」「エコってなにかと面倒くさい」と理由をつけては目をそらしてきた一人でした。そんな自分本位な社会にうまく働きかけたところが長谷川さんのすごいところ。知らず知らずのうちに環境問題の解決に近づける、利用者にも地球にも優しいCOGOO。街中で乗れるようになる日が待ち遠しいですね。

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