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プロフィール

植村 絵里(うえむら えり)

大学卒業後、ITベンチャーに就職。その後、経済産業省後援起業家育成プロジェクト“DREAM GATE”の立ち上げメンバーに。
退職後、女性の内と外の美しさにフォーカスし、2008年大学生ベビーシッターKidsFlower、2011年短時間低価格のクイックエステBeautiQ(ビュティック)を立ち上げる。

10分1000円エステ、BeautiQ。

“エステ”と聞いて、みなさんはどんなイメージを持ちますか?私のイメージは「高級感あふれる、大人の女性のための癒し」です。そんなイメージをぶちこわすBeautiQ(ビュティック)。10分1000円という驚きの短時間・低価格を実現した新しいシステムのエステサロンです。エステに憧れをもつ女子大生も多いのではないでしょうか。今回はBeautiQを立ち上げた、とっても綺麗な植村さんのこころざしを探ってきました!

「お嬢様」って言われたくない。

小学校から大学までエスカレーター式の女子校に通っていた植村さん。学歴や住所を言うだけで“お嬢様”と呼ばれてしまう、そんな日々に対し、自分のアイデンティティーを全く見られていないことがすごく嫌だったと言います。大学に入ったら外部生も増えるため、環境が変わるかと思いきや、周りは女性誌から飛び出してきたようなお嬢様ばかり。そこで植村さんは今度こそ枠を抜け出そうと、アメリカへ1年間留学をすることにしました。住所を言ってもなんとも思われない、“エリ”を見てくれる環境がとても心地よかったそうです。アメリカから帰国後、今度はフランスとの交換留学に参加。帰国後、少し遅れて就職活動し、ITベンチャー企業に就職します。「面接で会う社員の方がとても素敵でした。みなさんイキイキしていて、自分のイメージに合った会社だと思いました。仕事って一緒に働く人たちが素敵なほうが絶対楽しいですよね」。その会社は、当時は社員数が少なく、あまり名の知られていないベンチャー企業だったそうで、周りからは不思議がられたと言います。

ー大学内ではイレギュラーな就職ですよね?

「私のモットーは“人の意見を鵜呑みにしないこと”。例えば、『あのレストラン、すごく美味しかったよ!』と友達から聞いても、自分が行くまでは絶対に誰にも言いません。人生の選択も、周りになんと言われようと、自分の直感を信じたいと思って、そのベンチャー企業に就職しました」。
植村さんの希望で、配属は営業。「厳しい環境でしたが、その会社では全ての基礎を教えてもらいました。敬語の使い方、仕事の優先順位の考え方、数字に対する考え方など。今でも、その会社には頭が上がりません」と言います。

女性としての幸せ。常に美しくありたい。

植村さんは1年弱で退職し、ご縁があって、起業家育成スクール“ドリームゲートカレッジ”のプロジェクトメンバーへ。というのも、植村さんはもともと新規事業と教育に興味があり、“社会人学校をつくる”という想いに賛同したからだそう。そこでは企画を担当します。「企画は初めての仕事で、右も左も分からない状態でしたが、何のコースを作るのか、講師は誰を呼ぶのか、いくらにするのかなど、全て自分で勉強して、プランを作りました。営業時代の厳しい経験が活きたのだと思います」と植村さん。
しかし、4年ほど経過したとき、そもそも自分は何をしたいのだろう…と悩みました。「仕事って、会社のミッションを達成することを目的にして働くものだと思います。でも、そのミッションって本当に自分がやりたいことか、と疑問に思いました。会社のミッションと自分の気持ちがマッチしていないことに気づき、この会社にいてはいけないと感じました」。
そこで、会社を辞め、転職活動をしてみることに。しかし、なかなか良いオファーがなかったと言います。英語、フランス語が話せる、営業と企画を経験、などかなりスペックが高いと思いきや、「やってきたことがバラバラすぎて、つかみにくい人間。想いが強すぎてサラリーマンに向いてないよ」と、担当の方に言われたそうです。そしたらもう自分でなにか頑張らなきゃいけない、起業しかないんだ、と1番仲の良い女友達とともに起業に向けて動き出します。

どんなビジネスをしようか考えるときに、「私たちが本当に大事にしていることってなんだろう?」と、パートナーの女友達と語り合ったところ、行き着いた答えが“女性としての幸せ”と“常に美しくありたい”の2つでした。「“女性としての幸せ”を考えたときに、自分の体験から掘り下げていくと、こんな女性になりたいな、と思うロールモデルがいなかったことに気づきました。アフター5を楽しむOLか、ばりばりのキャリアウーマンか、専業主婦なのか、自分がどの方向に進むか分からなかったし、そう思う女性は多いのではないかと感じました」と植村さん。そんな時、ビジネスのヒントとなったのが、パートナーが大学時代にアルバイトで行っていた“ベビーシッター”です。パートナーはそのご家庭で、おばあちゃん、お母さん、子どもの3世代に関わっていたそうで、家族の縮図を客観的に見ることができて、とても良い人生経験をしているな、と植村さんは感じていました。ベビーシッターなら、たくさんの家庭を見ることが出来る。そして、様々な女性としての先輩に会うことになり、将来の女性としてのロールモデルが明確になるのではと思い、ベビーシッターをビジネスにしようと考えます。そして生まれたのが、大学生がベビーシッターをする“キッズフラワー”です。キッズフラワーの根源にあるのは、子育て支援ではなく“女子教育”。大学生が実体験をもとにして、女性としての理想像に出会ってほしい、という想いがあります。「未来のお母さんが、現役のお母さんをサポートし、現役のお母さんが、未来のお母さんに子育ての知恵を受け継がせる、そんなビジネスです。キッズフラワーは内面の美しさにフォーカスした事業。ベビーシッターを通して何を学ぶのか、を重視しています」。

内面を美しくするために、外見を磨く。

植村さんのビジネス展開は、ベビーシッター事業だけにはとどまりませんでした。間近で女子大生を見ていて感じたことが、自分の外見に自信がないと、内面的にも自信のない女子大生が多いこと。内面の美しさはもちろん大事ですが、外見に自信がないと、心のバランスも乱れてしまう。外見も綺麗じゃないと女の人ってだめなんだ、と気づいたそうです。自信からくる内面の美しさを磨くためには、外見を磨かなければならない。しかし、主婦や働く女性、学生は、エステに行ける時間やお金がありません。短時間・低価格で綺麗になれるとこはないのか。ないのであれば作るしかない!と誕生したのがBeautiQのビジネスモデルです。

植村さんの目標は10分1000円のエステ。何人ものエステティシャンに相談しても「そんなの無理です」の一言。心が折れてしまいそうになったとき、たった1人だけ、賛同してくれる人が現れました。その方はベテランのエステティシャン。10分1000円を目指すべく,なるべく安く、でも効果のある化粧品選びや、10分で施術できる工夫など、奮闘の毎日だったと言います。そうして2011年4月Beauty+QuickでBeautiQ(ビュティック)を立ち上げました。
BeautiQの特徴の1つに、券売機での前払い制があります。「私の経験上、エステは基本的に後払いです。施術中にどんどん魅力的なプランを薦められて、結局いくらかかるんだろう?と不安になってしまいます。これだと全くリラックスできないですよね。BeautiQでは、お客様に心身ともにリラックスして欲しいと思い、価格を明瞭化するために、前払い制にしました。さらに、その前払い制を目にはっきり分かるカタチにしたかったので、券売機を採用しました」。

ー植村さん自身もエステティシャンとして施術しているのですか?

「もちろんです。経営者は、誰よりも現場を理解し、お客様と関わっていることが大事だと思います。エステティシャンとしての経験は浅いけれど、BeautiQのサービスである10分エステについては誰よりも知ってるし、経験に基づいたマニュアル作成や商品開発にも活かせますよね」。

ー今後はどのように活躍していきたいですか?

「私の夢は、途上国にも美しさの支援をすることです。今急速にアジア諸国が発展していますが、その影響で働く女性も増えると思います。なので、BeautiQのサービスをどんどん海外に展開していきたいですね」。
ちなみにBeautiQカラーであるバイオレットレッドは植村さんが好きな色。人をあたたかい心で包み込む色だそうです。植村さんにぴったりの色だと思いました!

メッセージ

BeautiQ
所在地 東京都港区南青山2丁目27−20植村ビル2階
事業内容 クイックエステBeautiQの経営、美容関連商品の販売

HP   http://www.beautiq.jp/

編集後記 取材 ・細川芽衣|Photo : 市川 智也(from AgeHA graph)

外見も内面も美しい植村さん。将来、こんな輝ける女性になりたいなぁと感じました。私も好きな色はバイオレットレッド。ちょっとした共通点ですが、かなり嬉しいです!女友達と話しているような感覚でとっても楽しい取材でした!

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