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プロフィール

成瀬 拓也(なるせ たくや)

株式会社ウィルフォワード代表取締役。
1980年生まれ。北海道札幌市出身。
筑波大学を卒業後、アチーブメント株式会社に入社。2008年には同社の採用担当リーダーとして、口コミだけで約8000人の学生のエントリーを獲得する。同年の朝日新聞掲載の「人気企業ランキング」では25位にランクインするなど、採用活動や人材教育の分野において手腕を発揮する。同社退職後、2011年に株式会社ウィルフォワードを設立する。「世界をひとつの家族にする」をビジョンに、社員と顧客が深い絆で結ばれるような職場作りを目指しながら、イベント事業やプロデュース業務を行なっている。

新しい企業の在り方。

クリスマスに世界一長いロールケーキを作ったり、ダンスの動画コンテストへ応募して優勝したり、はたまた山奥での野外フェスを企画したり。なんだか学生時代のワクワクした感覚がたっぷり詰まった活動ですが、実はこれ、全て一つの会社が行なっていることです。その会社の名は株式会社ウィルフォワード。「ウィル(意思)」を「フォワード(先に)」に伝え、未来の世界を創っていきたい。そんな想いから名付けられたこの会社の大きな特徴は、商売において新規開拓はしないということ。事業の全てが、社員と顧客の「縁」から始まります。そんな「縁」を大切にするためには、まずは自社の社員が幸福と充実を感じることができる職場作りを目指すべき、との考えからユニークなイベントやマーケティング事業を行なっています。

こんな会社、あったんだ!と誰もが思う、株式会社ウィルフォワードを立ち上げた成瀬さんの熱いこころざしを伺ってきました!

変化を与えるには、まず自分から変わる。

会社を設立したのは2011年の8月。営業活動は一切しないどころか事業内容も全く決めてこなかったといいます。そこにあったのは人から人への「縁」と、「世の中をこうしたい!」という想いだけだったと振り返る成瀬さん。「このオフィスも、ソファーもコピー機も、そこの冷蔵庫も、掃除機も、この机も・・・全部もらいものなんです」。その多さにびっくりすると同時に、成瀬さんの語る「縁」の奥深さを感じることとなりました。


前職はバリバリのコンサルタント。しかし、予てから「起業」することが夢であったこと、そして、自らの力で世界を変えたい、という想いがあったことから退職を決意します。世界を変えるには自分はどう動くべきなのか。前職では忙しく、休日も返上して仕事詰めの毎日でした。「親孝行も全く出来ず、母には『たまに息子がいることを忘れる』とまで言われていました」。そんな日々を経て辿り着いたのが、「まずは自分から変わる」ことでした。「もうすでに世界は繋がっているんです。だから世界を変えるにはいかに自分が変わり、そして自分の周りにいる人々に良い影響が与えられるか次第なんです」。と力強く語る成瀬さん。自分、家族、友人、地域社会、そして世界へ。まるでバームクーヘンのように内側から世界を変えていくその方法を「インサイドアウト」と呼び、それを会社の価値としました。


こうして始動したウィルフォワードには、ビジョンやバリューはあるものの、事業内容は定まっていませんでした。「最初の頃は知り合いの誕生日ムービーを作ったり、一緒になってイベントを企画したりしてました」。と話す成瀬さん。最初はお金にならなくても、次第に評判が伝わり、紹介などで様々なお話をもらうようになったといいます。「事業内容をあえて言うならイベント企画や映像制作、ソーシャルメディアマーケティングですね。でもあくまでもビジョンは『世界をひとつの家族に』すること。そのためには社員のファンを創ることが大切。ファンがファンを呼び、新たな出会いが生まれるんです」。

俺は箱根駅伝で満足してはいけない人間。

大学時代は駅伝の選手だったという成瀬さん。入学した当時、筑波大学の駅伝部はあまり強い部ではなかったといいます。それでも箱根駅伝に出る夢をどうしても叶えたい成瀬さんは大学一年生の時に自ら人事部を設立し、選手集めに励みます。「ネットや雑誌で選手を調べ、良い選手がいたら直筆の手紙を書いて送っていました。120~130通は出したと思います」。と成瀬さん。しかしなかなか予選会を突破できるチャンスを得ること出来ないまま卒業を迎えてしまいます。それでも諦めきれず他の4年生をも巻き込み、みんなで院に進むことを決意して最後の予選会に臨みました。しかし成瀬さんは途中で肉離れを起こし、結果は予選敗退。「やれば絶対出来る」という信念が崩れてしまった成瀬さんはそこで大きな挫折を味わうこととなります。「時が止まってしまったんです。もう何も分からなくなっていました」。


その後、仲間達に励まされ、なんとか立ち直った成瀬さんの頭には一つの想いが生まれます。「『俺は箱根駅伝で満足しちゃいけない人間だったんだ。もっと高いものを目指せ。』と思いました」。と成瀬さん。そこでその当時、憧れを抱いていた坂本龍馬の行動力に影響され、自らも「脱藩だ!」という決意で大学院を退学します。「とにかく前に進むしかないと思いました。そこで龍馬にならって、この時代の勝海舟に会いにいこうと思ったんです」。と話す成瀬さん。そして、ソフトバンクの孫正義さんやワタミグループの渡邉美樹さんなどの起業家から現職の政治家まで、様々な方々に会う中で生まれた新たな夢が、「起業人」として「世界を変える」ことでした。そのまま起業するか、既存の会社に入社するか迷ったという成瀬さん。しかし選択したのは後者でした。「組織の抱える理不尽さの中で、あえて末端から組織を変えていく術を学べる機会は非常に貴重。最終的に起業するためにもそれを学んでおこうと思ったんです」。ぶれない信念、そしてゴール。起業を成し遂げた今もなお、まっすぐ走り続けるその姿勢は、きっとこの転換期に生まれたのかもしれません。

こころざしを行動に。

そんな姿勢で世界を変えるべく奮闘する成瀬さんの次なる目標は「日本を世界から尊敬される国にすること」。「そのためにはまずは自分が、私たちが、日本人代表として日本を語れる人間になる必要があると思うんです。」日本の文化をもっと知ってもらうべく、女子大生を対象とした着物の着付けイベント『袴de卒業式』を運営するなど、その想いを着実に形にしています。また、タイやシンガポールにも今年中に拠点を設置する予定であり、大きなビジョンを実現するため、さらに前へ進みだそうとしています。「本当に与えてもらいたかったら、与えることで解決していけば良い。お金ではなく、本質的に豊かになることを目的としたビジネスモデルを構築し、世界で展開していきたいですね」。と目を輝かせて話してくださった。会社の枠を超えて様々な事業を創り、そしていずれは世界をひとつの家族として繋げたい。そんな素敵で熱い野望を聞くことができました。


「こころざし」という言葉、好きです。よく使います。でも「こころざし」は持っているだけではだめなんですよ。行動にしっかり移していくことが本当に大切なことだと思います。

そう語ってくださった成瀬さんの言葉には経験からくる重み、そして未来への挑戦的な姿勢が感じられました。

メッセージ

株式会社ウィルフォワード
所在地 〒141-0032
東京都品川区大崎5-6-12 大崎MPビル301
設立 2011年8月8日
事業内容 インサイドアウトマーケティング事業
メディア事業
クリエイティブ事業
コラボレーション事業
株式会社ウィルフォワード URL : http://willforward.co.jp/

編集後記 取材 ・桑田万優子|Photo : 市川智也 (from AgeHA graph)

 本当に最初から最後まで、目からウロコ!というようなお話ばかりでした。会社はなぜあるのか。自分はなぜ働くのか。実務的な仕事の内容ではなく、これから自分が生きてゆく上で非常に重要なテーマを突きつけられたような気がしました。本当にありがとうございました。

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