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プロフィール

米田 昌紀(よねだ まさき)

エッセンス株式会社代表取締役。
1973年生まれ。広島県出身。
大学卒業後、地元広島にて人材ビジネスの企業に入社。入社して数年で売上高5倍の成長に大きく貢献し、25歳という若さで取締役ゼネラルマネージャーに就任する。同社退社後、営業・販促の専門アウトソーシング会社、フィクスコミュニケーションズの創業に加わり、以後8年間営業責任者として携わる。2009年にエッセンス株式会社を創業し、顧問紹介事業の「THEレップ」を中心に、人材事業分野で新たな風を起こしている。

「雇用」ではなく、「活用」という考え方。

中小企業が抱えるビジネス課題に合わせた人材を選択し、会社の顧問として紹介している人材紹介事業の「THEレップ」。現役の経営者から大手企業の元営業部長まで、実績のある方々ばかりが揃うこの事業の最大の魅力は、人材の「雇用」ではなく「活用」という新たな働き方の提案にありました。

2009年にエッセンス株式会社を創業し、顧問紹介事業の「THEレップ」を中心に、人材事業分野で新たな風を起こしている。

エッセンス=本質を知る。

米田さんが株式会社エッセンスを創業したのは2009年のこと。しかし、当初から「THEレップ」事業を行なっていたわけではありませんでした。創業初年度で資金が底をつき、倒産寸前にまで陥ってしまったといいます。「その頃は目を引くような新しいビジネスモデルを編み出して、勝負しようとしていたんです」。と米田さん。「でも失敗したんです。世の中に新しいモデルを生み出す!なんていうのはエゴだって気付きました。本当にお客様のためになっていない事業は上手く行かないんですよ」。その後、自社で抱えていた優秀な顧問の方々を見て、ある想いが浮かびます。「きっとこの方々に顧問料を払ってでも助けてもらいたい会社はたくさんあるはず、って思ったんです。その時、『あっ、シンプルにこれなんだ』って思いました」。失敗を経て、人材事業の原点に戻った結果生まれたのが「THEレップ」事業だったのです。


「THEレップ」のレップはrepresentativeの意味。つまり代理人です。専門分野に合わせた顧問を代理人として紹介する、という意味を持たせ、フリーのプロ集団であることを表しています。「『THE』をつけることで『唯一無二』な存在であることを表現した」。と米田さん。その証拠に、「THEレップ」では、人材は雇用されるものではなく、あくまでも「活用」という方法で会社に貢献しています。顧問派遣という雇用形態を取ることで、企業は新規で社員を採用するコストや人材維持コストをかけずに、優秀な顧問を迎えることができるようになるのです。「企業に対しては『雇用から活用へ』。個人に対しては『自立した生き方』をビジョンとして掲げています。雇用にとらわれない、新しい仕事文化を作っていきたいと思っています。」


そんな企業と人とのマッチング、そして関係性を、大切に、真剣に考えていらっしゃる米田さん。人材事業に向ける想いはとても熱いものでした。「良いところも悪いところも含めて、最終的に良いご縁だと思うところをご紹介するようにしています。一番大切なのは、双方がバランス良く、ハッピーになること。これが一番です」。と米田さん。会社名の「エッセンス(=本質)」にもその想いが溢れていました。「私は昔から『どうして?どうして?』と言って親を困らしている子供だったんですけど、それを繰り返すと物事の本質が見えてくるんですよね。実は企業と人のご縁を結ぶのには、本質を知ることが一番必要。年収やキャリアなどのミーハーな観点だけだとダメ。お互いの腹の中の本質を明かすことで、良いご縁に繋がる。そう思って『エッセンス』という名前にしました」。

両方に感謝されてはじめて価値がある。

学生の頃から起業したいと思っていたという米田さん。その起源は中学生の頃までさかのぼります。父が公務員、母は看護士という、割と堅実な家庭で育つ中、当時の憧れはカメラ屋を複数店経営する叔父に向けられていました。「堅い父と対照的に叔父はかっこ良く見えたんですよね。お正月なんかで会う度にそう感じていて。その頃から、かっこいい大人=経営者っていう意識がありました」。それ以来、漠然と起業したいと想い続けていたといいます。


幼くして起業するという夢を抱えた米田さんですが、大学生の頃、転機が訪れます。地元広島でバーテンダーのアルバイトをしていたところ、後に新卒で入社することとなる地元の人材サービス会社の経営者がお客様として訪れ、大学生の米田さんにキャンペーンのモデルになれそうな女子大生を紹介して欲しいと話をしてきたのです。「社長は自社で募集をしてもなかなか集まらない、と嘆いていました。そこで知り合いの女子大生やリーダー格の女性に声をかけて集めて紹介したんです。そうしたら社長がとても喜んで下さって。さらには女子大生の方からも『私たちもこんなキャンペーンのモデルになれるんだ!人生のきっかけを与えてくれてありがとう!』という風に言ってもらえたんです。その時、両方にこんなに感謝されるこの仕事は、なんて意味のある仕事なんだろう!って思ったんですよね」。と振り返る米田さん。その後、先述の経営者のいる会社へ就職することになります。「小さい会社の方が経営の隅々まで見ることができると思いました。将来の目標は起業をすることだったので、そこに繋がる経験値が得られると思い入社を決めました」。


人材業が肌に合った、と話す米田さん。人と人を繋げる「縁」作りへの情熱の原点は、学生時代にあったのかもしれません。

「こころざし」がないと続かない。

学生の頃から起業を目指し、奮闘してきた米田さん。しかし意外にも、起業を成し遂げた直後は達成感を感じることがなかったという。「言ってしまえば、起業や社長になることは働き方の一つでしかない、気付いたんです。一人でも社長になろうと思えばなれる。でも、それからはこころざしや信念がないと続いて行かないんだ、と倒産しかけた時に思ったんですよね。」と米田さん。「社長になるには大きく二通りのなり方があると思います。一つは理屈抜きに社長になりたいと思って社長になるパターン。もう一つはやりたいことをやってきて結果的に社長になったパターン。どっちが正しいかは言えません。でも後者の方がきっと未来がありますよね」。


日本にもっと元気になってもらいたい、と話す米田さん。4人に1人が高齢者という時代において、まだまだ元気な60〜70代は世の中にたくさんいます。「そのうち70歳まで働ける社会が来るかもしれない。顧問という生き方をたくさんの人に選択してもらうことで、年金問題の解決など、社会貢献をしていきたいと思っています」。と米田さん。「そうやって最後に振り返った時に、『あの時、新しい仕事文化が作られていたよね』と言われたい、というのが今の夢だと思いますね」。そう目を輝かせながら話してくださいました。

メッセージ

エッセンス株式会社
所在地 〒103-0014
東京都中央区日本橋蛎殻町(かきがらちょう)
1-11-1人形町シティプラザ 5F
設立 2011年8月8日
事業内容 THEレップ事業
リクルーティング事業
エッセンス株式会社 URL : http://www.essence.ne.jp/

編集後記 取材 ・桑田万優子|Photo : 安藤史紘

 取材をしている身でありながらも、逆に質問されることが何回かあり、不思議と自分自身の本質と向きあっている自分がいました。それほどに米田さんには何か人を引きつけるパワーがあるように感じました。「どうして?なんで?」と問い続ける姿勢を私も身につけたいと思いました。ありがとうございました。

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