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プロフィール

神谷 俊子 (かみや としこ)

Especially代表

Especially
2011年5月に設立されたアパレルブランド。
好きなデザイン・カラーを選び、好みの洋服を作ることができる。
対面式のオーダーを何より大切にしているため、
インターネットでの販売は行わず、
ブログにてサンプル商品の展示会やオーダー会のお知らせを行っている。

女性が喜ぶ情報を発信できる人になりたい。

インターネットや通販などで、手軽で簡単に買い物ができる時代。そんな時代だからこそ、face to faceの接客を大事にしたい。神谷俊子さんはそんな思いで、オーダーメイドドレスの会社Especiallyを立ち上げました。西麻布のホテルというちょっとリッチな場所にあるショールームで、綺麗なドレスたちに囲まれながら取材させていただきました。
Especiallyは今年で3年目を迎えます。それまで神谷さんは航空業界で10年間、主に新入社員を教育する仕事をしていました。航空業界からアパレル業界という、異業種のビジネスを始めるのに不安はなかったのでしょうか。「アパレルの経験がないからこそ常に顧客目線でいられるんです。キャリアがないことは、むしろ強みになっていると思います。いろんなアイディアを柔軟に取り入れることができるので。」と神谷さん。現在はドレスだけでなく、バックやアクセサリー、化粧品といったドレスにまつわる様々な商品を展開しています。そんな中で神谷さんが大事にしているのは、商品そのものよりも、サービスだといいます。「ドレスは探せば似たようなものは売っているし、化粧品やバックもインターネットで買えるんです。それでもわざわざ時間をかけてここにくる理由は、お客様がここへくること自体に価値を見い出しているからだと思います。Especiallyという名前の通り、女性は特別なサービスや空間に憧れますからね。私は、ここを女性が集まる場所にしたいんです。そして、いろんな女性に喜んでもらえるような情報を発信できる人になりたいですね」。

「絶対にできない理由」が見つからなかった。

独立しようと決心したキッカケは「絶対できないという理由が見つからなかったらから」だという神谷さん。「できるかどうか分からないけど、できない理由はなかったんです。一時的な安定を手放す覚悟があれば、誰だってスタートすることはできます。私は10年間安定した企業にいて何不自由ない生活を送っていましたが、その安定を捨てでもこの仕事をやってみたいって思ったので、会社を辞めたことを後悔したことはありません。迷いというのは全くなかったですね」。そこまでして神谷さんがオーダーメイドドレスのビジネスを始めようと思った理由。それは、自分がいいと思ったものを提供して喜んでもらいたいという強い思いでした。「上海でオーダーメイドドレスに出会って友達にすすめたいなって思ったんです。いいと思ったものがたまたまドレスだっただけであって、アパレルの仕事に興味があったわけでもありませんでした。これをあの人にすすめたら喜ぶだろうなって考えることが昔から好きでした。今でも根底にあるのは、いいものを人にすすめたいという気持ちです」。

10で与えられたら、12で応えるような仕事をする。

与えられた仕事を期待以上に達成することで、自分のやりたいことへの道は開けてくるという神谷さん。「この仕事やりたかったわけじゃないのに、と思うのではなく、まずは与えられた仕事をこなし、できる範囲を広げていく。どんな仕事でもいいです。10で与えられたら12で応えるような仕事をしてみて下さい。そうすれば会社なども、自分がやりたい仕事を任せてくれるようになります。私は航空業界にいた頃からそういうスタンスでいたので、仕事をつまらないと思ったことはありませんでした」。Especiallyにおける期待以上の仕事とは、お客様の想像を超えるサービスを提供することにあります。「コーディネートのアドバイスや、洋服だけではなく美容に関するアドバイスをすることもあります。そうして一人ひとりのお客様を大切にしたサービスや価値を提供していきたいですね」。

スタートすることは誰にでもできる。大事なのは継続すること。

女性脳ならではの、感性や直感を活かしながら自分の身の丈にあったビジネス展開を常に心がけているという神谷さん。独立してから一度だけ、挫折してしまいそうになったことがありました。「去年の年末、船でファッションショーを行いました。その時だけは、何十人もの従業員を雇い、100名ほどのお客様を動員しました。今はやってよかったと思っていますが、当時は自分のキャパシティを超えてしまっていたために、もうこのビジネスをやめてしまおうかと思ったんです」。そこで神谷さんは初心に戻ったのだといいます。それまではホテルのスイートルームを定期的に借りて展示会を行っていました。「やっぱりこの仕事が好きで続けたい、応援してくれるお客様の期待に応えたいと思いました。私が提供するものを欲しいと思ってくれる人たちのために、細くても長く続けたい。継続することの大切さを再認識して、このショールームを4月にオープンしたんです」。現在Especiallyでは、介護士用の制服の量産も行っています。「好きなことだけをやってビジネスになれば幸せですが、継続するためには別の事もやらなければなりませんからね」。そんな神谷さんのこころざしは、「ありがとうが生まれるような空間にいること」だと言います。「情報が溢れる時代だからこそ、何がやりたいというより、どうありたいかという気持ちが大事だと思います。『ありがとう』という言葉を多く言われるということは、それだけ感謝されて、求められているということ。喜んでもらえているということです。私はそういう人間でいたいし、『ありがとう』がうまれる空間をつくっていきたいと思っています」。

メッセージ

Especially
 http://ameblo.jp/hanedastyle/

編集後記 取材 ・張佳翔|Photo : 市川 智也(from AgeHA graph)

まさに「継続は力なり」!私も3年間アパレルのアルバイトをしていて、どんなに仕事がしんどくても、お客様の笑顔と「ありがとう」の一言で、疲れは一気に吹き飛ぶし、続けることができたので共感するお話が多々ありました。与えられた仕事を期待以上にこなしていくことで、やりたいことができるようになる。来年社会人になる私にとって、非常にためになる言葉をいただくことができました!

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