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プロフィール

丹野裕介(たんのゆうすけ)

早稲田大学スポーツ科学部卒。同大在学中の2009年9月に株式会社Dolphinon&companyを設立。2011年リクルートHRカンパニー(現リクルートキャリア)入社、企業の人材採用や再就職支援など手がける。2012年6月同社退職。同年9月株式会社Tryfundsトライファンズ設立、代表取締役CEO就任。

ブラジルへの進出を全力でサポートします。

みなさんは、ブラジルという国にどんなイメージを持っていますか?日本から遠く離れた、馴染みのない国と考えている人も多いかもしれません。トライファンズは、そんな、まだまだ多くの日本人にとっては未知の領域となっているブラジルの市場に進出する日本企業のトータルサポートを手掛けています。大小さまざまなクライアント企業の海外進出を徹底的に支援するという、他にはなかなか類を見ないベンチャー企業であるトライファンズを立ち上げた丹野さんにお話を伺いました!

遠いようで近い国、ブラジル。

実はトライファンズは丹野さんが立ち上げた2社目の会社で、現在も2社両方の代表取締役を務めています。大学在学中の3年次には既にスポーツマーケティングの会社Dolphinon&companyを立ち上げていました。そして丹野さんが初めてブラジルに渡ったのは、大学4年生のとき。ちょうどその頃、2014年のオリンピックの開催地がブラジルのリオデジャネイロに決まったため、視察と卒業旅行を兼ねてブラジルを訪れたのでした。

「ブラジルってなかなか遠い国だと思われるかもしれませんが、例えばサンパウロ州だったら東京と変わらないくらい建物がたくさんあるし、GDPも都市でいうと2025年には世界第6位なんて予測もあります」。そのため、ブラジルに進出しようと考える企業の中でも、自分が持っていた国のイメージとの落差にびっくりする人も多いといいます。なおかつ南米と日本ではビジネス慣習も異なるので苦労する場面も出てくるのだそう…。トライファンズは、そんなギャップに悩む日本企業を、現地でのネットワークの面や知識の面からなど包括的にサポートしています。

きっかけは4単位!

丹野さんは、小中高時代を通じて水泳の選手として活躍してきました。「実は僕、水泳は0歳から初めて、それからは水泳を中心に自分の人生がまわっていました」。ずっとアスリートの道を突き進んできた丹野さんがビジネスの世界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、大学1年生の時に履修した授業です。その名も『ベンチャー起業家育成講座』。「その授業をとった理由はというと、本当にくだらないんですが前期だけで4単位だったんですよ。週に1回の授業で4単位。これはすごいと思って受講しました(笑)」。


講座の集大成は、チームごとにビジネスプランを考えて発表するというコンテスト形式。
「それまで水泳しかやってこなかったのでビジネスに関して何の能も知識もなかったんですが、必死に考えて考えて、、。『絶対自分のチームで優勝したい!』って何故かその時すごく燃えたんです」。


スポーツではなくビジネスプランづくりにメンバーの熱意が注がれた結果、丹野さんのチームは見事優勝の座を勝ち取りました。これをきっかけにビジネスの面白さに気付き、自分も何か事業を始めたいと思ったという丹野さん。まずは自分の人生と切っても切り離せない『スポーツ』の分野で事業を立ち上げる決意をし、初めての起業に至りました。

目標達成への道筋はロジカルに。

取材中、丹野さんはこんな衝撃的な事実も話してくださりました。「本当は僕、水泳嫌いなんですよ。高校くらいからはぶっちゃけ辞めたいと思ってましたね。ただ中途半端にやめるのが嫌だっただけで。つらいし、向いてないと思っていました。正直に言うと、将来水泳が自分の職業になるかっていうのは中学生くらいのときから冷静に判断していて、メダルをとるっていうことは目指してましたが、職業としてやっていくのは無理だなって」。

ーでは、高校3年生の時に怪我をするまではずっと選手として水泳を続けていたのは何故ですか?

「多分、必要とされたからなんです。私は中学2年生まではサッカーもやっていてクラブチームに入ってたんですよ。でも同級生から背泳ぎの選手が足りないから水泳に集中してくれって言われて。水泳は個人競技と思いがちですが、リレーっていう種目があるので…。それが1回目の契機ですね。その後、高校に入学した時にも背泳ぎの選手がいなくて、自分が背泳ぎでリレーに出ないと弱くなっちゃうっていう状況だったんです。多分その頃から、こういう人助けは好きだったんでしょうね。必要とされなかったら水泳は続けていなかったかもしれません」。

ーたしかに水泳って、単調で辛いことも多そうですよね。

「単調だし、緊張もやばいんですよ。私例えば、100人の前でプレゼンしてって言われても全然緊張しないタイプなんです。ただ、水泳の大会の前だけは震えちゃって、泣いちゃうほど緊張してました。未だにその原因は分からないんですが、、、やっぱりすごく水泳が嫌いだったと思うんです。そのプレッシャーを楽しめなかったですね。だからそこだけはどうしても美化して伝えることができません」。

ーでも、水泳を通してそんな経験もあったからこそ、今の丹野さんがあるんですよね?

「確かにそうですね。水泳は目標設定のスポーツなんです。よく“ロジカルシンキング”って言いますよね?面白いことに、実は水泳ってまさにそのロジカルシンキングなんです。目標の具体化とそのためのマイルストーン設定。例えば、1年後に全国大会で金メダルをとるっていう目標を立てるとします。そこからがむしゃらに練習して頑張っても無理なんですよ。1年後に金メダルをとるとしたら、今年の金メダル入賞タイムを見て1年後に何秒のタイムを出せばいいかまず決めるんです。そうすると今の自分のベストタイムから何秒ちがうから、ひと月あたり0.何秒あげればいいのか考えて、0.何秒あげるには今月はここを鍛えよう今日の練習はこのメニューをやろうっていうところまでやってたんですよ」。

このような“目標の具体化とマイルストーン設定”は、ビジネスにも直結する考え方なのだそうです。例えば、このくらいの事業規模にしたいなら今月の目標はこれくらいで、今月これを達成するには今日ここの会社に営業活動に行く…といったように、水泳の大会で金メダルをとるロジカルシンキングの過程によく似ています。水泳に本気で取り組む中で丹野さんが身をもって経験した目標達成の過程がトライファンズの中に現在も生かされているのですね。

トライファンズは日本企業の海外進出を実現すること、そして海外企業に日本のマネジメントを浸透させることを目標にしています。この大きな目標も一つひとつのマイルストーン設定から確実に達成されていくのではないでしょうか。

メッセージ

株式会社Tryfunds
URL http://tryfunds.com/
所在地 『東京都中央区日本橋本町1-4-12日本橋センタービルディング10階
事業内容 ブラジル企業とのパートナーシップ紹介、ブラジル進出戦略立案、海外マーケティングなど

編集後記 取材 ・ 永岡さやか|Photo : 安藤史紘

水泳とビジネスが意外な共通点を持っていることや、学生時代に丹野さんが起業を志したキッカケなどを伺い、新たな発見の多い取材でした!取材をする中で特に強く感じたのは、丹野さんが自分の会社とチームに誇りを持っているということです。自らが今までやってきたこととこれから実現しようとしているビジョンに対し、確かな自信をもって臨んでいるからこそそのような誇りが生まれるのだと思います。

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