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目先だけで終わらない。
長期的な視点に立ち、
未来の志願者を育てる啓蒙的ブランディング。

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大阪音楽大学は関西唯一の音楽単科大学。約1,000人の学生を擁し、クラシックやジャズを始め、ポピュラーミュージックに至るまで、さまざまなジャンルの音楽を学ぶことができる。その歴史は100年を超え、建学以来一貫して新しい音楽を生みだす教育を重視。2016年には新専攻を設立し、時代の求めるニーズにも対応している。

#課題感

当初いただいたオーダーは、オープンキャンパス来訪者向けのPRツール制作でした。志望者数が減少傾向にあるため、オープンキャンパスに来た学生にもっと興味を持ってもらい、志望者数増大につなげたいとのこと。しかし、大阪音楽大学だけでなく、音大全体の志望者数が減っています。その理由は大きく二つあります。一つは学費が高いこと。音大は、音響施設の完備や教員による個別指導など、音楽に専念できる充実した環境を整えるために一般大学よりも学費が高くなります。そのため、高額な学費により音大進学を諦める学生は少なくありません。二つ目は、少子化の影響により学生の絶対数が減っていること。その煽りを受け、音大を志望する学生の数も減っているのです。

#解決の方向性

課題感で見出された問題の根本的な解決のためには、依頼されたPRツール制作だけでなく、短期的および長期的アプローチが有効だと考えました。そこで改善施策を二つの軸に分けました。

 

1)長期的視点(3~5年)に立った目標設定と啓蒙型アプローチ
大阪音楽大学は、2015年に100周年を迎えました。プロジェクトの始まった2010年から5年という長期間で、どうあるべきかの目標を設定。そこから順次各施策を打ち出しました。この時重視したのが、長期だからこそできる啓蒙的アプローチ。もともと音大進学までは考えていないけれど、音楽が好きな中学生(高校生)向けに大阪音楽大学に興味を持ってもらうことを目指しました。

 

2)短期的視点(1年)に立った目標設定と受験直結型アプローチ
1)で割り出した長期的な目標から逆算し、短期的な視点での目標を設定。「いつ」「どこで」「どんなことを」伝えるかに重点を置き、伝え方とターゲットを整理した上で、受験者数拡大に向けたアプローチをしました。

 

ーまとめー
2010年より施策ごとにターゲットを変えて、短期的な受験直結アプローチと長期的な啓蒙的アプローチを打ち出しました。次回施策に役立てるため、年間を通じて各施策の反応・課題点を検証。目先だけでなく、長期的な視点で大阪音楽大学の志願者が増えることを目指しました。

#オープンキャンパス告知 ー受験直結型アプローチー

オープンキャンパスPRツール制作の段階では、まずご依頼いただいたオープンキャンパス来訪者向けのPRツールを制作しました。その際の先方要望は以下になります。

 

①読み捨てではなく、保存したくなる形や内容

②専攻別に深くPR

③配りっぱなしで終わらず、継続的に効果を出す

④読者の反応が知りたい

 

これらの要望も踏まえながら本ツールで目指したのは、来訪した学生が大阪音楽大学を受験するとっかかりをつくり、学生との距離を縮めること。そのため、大阪音楽大学の雰囲気を体感できる仕組み作りと、品位を下げずに敷居を下げて親しみを感じる印象作りを重視。これにより、大阪音楽大学を受験したいという気持ちを醸成しました。

 

▲レコード型ツール

ブレーメンの音楽隊をモチーフにした、オープンキャンパス来訪者向けのPRツール。QRコードを読み込むと大阪音楽大学の学生の奏でる音楽を聴くことができる、聴覚で大阪音楽大学を感じてもらうためのツール。

▲PHOTO ALBUM

レコード型ツールに同封した、大学の雰囲気が伝わる写真集。視覚的に楽しんでもらい、「こんなところで音楽がしたい」と感じてもらえるように制作。

▲トートバッグ/ランチトートバッグ

一連のツールに使用されたブレーメンの音楽隊の動物たちがプリントされたトートバッグ。ビニール袋や紙袋ではなく、もちのよいトートバッグにすることで、日常から使用してもらい、トートバッグ自体が広告媒体として機能するように。

▲オープンキャンパス告知4連駅貼りポスター

#100周年記念事業

大阪音楽大学は2015年に建学100周年を迎えました。この記念すべきタイミングで、大阪音楽大学のことをもっと広く深く知ってもらうため、あらゆるターゲットに応じて、さまざまな施策を提案。まずは大阪音楽大学のタイポグラフィを見直し、100周年記念ロゴとメッセージを制作しました。100周年という節目を利用して、学生だけでなく、卒業生や保護者に向けて発信していきました。またこれから受験を考えている学生に向けて、大阪音楽大学のイメージを伝える顔となる大学案内パンフレットを一新。さらに、将来の受験生になりうる中高生に向けて啓蒙活動の一環として、各専攻の魅力をわかりやすく映像で伝えていきました。

▲タイポグラフィ

▲100周年記念ロゴ

▲100周年記念メッセージ(新聞広告15段)

100年前より大切にされてきた大阪音楽大学「建学の精神」。ここで語られている想いをもとに、現代の言葉でよりわかりやすく伝えました。

▲冊子

▲駅看板

▲大学案内パンフレット ー受験直結型アプローチー

資料請求をした学生向けに配布したパンフレット。大阪音楽大学に興味を持つ学生に向け、受験直結型アプローチとして活用。学生がひたむきに学ぶ様子や、教員の指導に込める想いを中心に掲載。大阪音楽大学にはどんな人たちがいるのかを伝え、受験を視野に入れる学生に向け入学後のイメージを沸かせました。

▲映像 ー啓蒙型アプローチー

音大進学を視野に入れはじめた頃から大阪音楽大学への受験を考えはじめた中高生をターゲットに、大阪音楽大学が憧れの存在となることを目標に設定。コンセプトは「IMAGINE」。音楽に真摯に向き合う姿勢や音楽をとおして身につけた人としての魅力を想像させて、将来的な大阪音楽大学の志願者数拡大を目指しました。

▲『管楽器』

▲『声楽』

▲『ピアノ』

▲『ポピュラー・コース』

▲『打楽器』

▲『弦楽器』

#新専攻立ち上げ

大阪音楽大学では、これまでの100年間で演奏家をたくさん育ててきました。しかし、演奏家となるのは狭き門。望んだ道に進めない学生も少なくありませんでした。そうした学生たちを支える側のプロデューサーやディレクターなどの人材を育てる枠組みとして、2016年に新たにミュージッククリエーション専攻とミュージックコミュニケーション専攻が設立されました。これらの専攻起ち上げにあたって、コンセプトメイキングからPRまで、一貫して担当。コンセプトは「音楽で、はたらこう。」音楽に対する情熱はあるけれど、将来のことを考えると一般大学に進学した方が手堅いと考える学生に対し、大阪音楽大学なら音楽に携わって働ける、と思ってもらうことを目指しました。また学生の考えを変えることで、親御さんの不安も払拭し、親子揃って安心して進学できるように促しました。

▲梅田阪急構内貼り

▲梅田地下鉄柱巻き